リウマチ科

RHEUMATOLOGY

 

   1.関節リウマチ
関節リウマチはかつて不治の病いと言われ、寝たきりになってしまうことも多い疾患でしたが、現在では治療法の進歩により、寛解から治癒がめざせる疾患になっています。
当院では、基本的なメトトレキサート等の抗リウマチ薬に加え、レミケード、アクテムラ、オレンシア、ヒュミラ、シムジア、シンポニー、エンブレル、ケブザラ、エタネルセプトBSなどの生物学的製剤およびリンヴォック、オルミエント、ゼルヤンツ、スマイラフ等のJAK阻害剤などの薬物療法を積極的に取り入れています。漢方薬治療も行っております。
薬物療法とともに、関節注射、手術、装具療法、インソールなどトータル治療を行っています。手術は必要に応じて関連施設にて尾登自身が各種人工関節手術(人工膝関節、人工肘関節、人工足関節等)や外反母趾手術、手指の腱手術、手指の変形強制手術等を行います。
リウマチ財団登録理学・作業療法士が行うリハビリテーション、リウマチ財団登録リウマチケア看護師が行うフットケア、オーラルケア、メンタルケアなどのトータルケアも当院の特徴です。リウマチ財団登録薬剤師が薬剤の説明や自己注射の指導を行って、有害事象発症軽減にも努めています。
筑波山登山やリウマチハッピーハロウィーン等のイベントを通じ、リウマチ患者さん一人一人のより良い人生のため、患者さんにアクティブライフと希望を届けるのが、おのぼりクリニックのミッションです。

 


  2.関節症性乾癬、掌蹠膿疱症、体軸性脊椎関節炎、強直性脊椎炎、潰瘍性大腸炎
関節リウマチと似て、様々な関節炎がおこりますが、臀部痛腰痛(仙腸関節炎)、背部痛や胸鎖関節などの胸の痛み、かかとの痛み(アキレス腱付着部)等の上下肢の関節痛以外の痛みも伴います。単なる変形性腰椎症や椎間板ヘルニアと誤診されていた方も多いようです。潰瘍性大腸炎の場合、腹痛と関節炎が同時に発症するとは限らないため、また、関節症性乾癬や掌蹠膿疱症関連骨関節炎では皮膚疾患と関節炎が同時に発症するとは限らないため、これまで気がつかれなかった方も多いようです。
治療では、TNF阻害剤(レミケード、ヒュミラ、シムジア)や抗IL17抗体(コセンティクス、トルツ)、抗IL23抗体(スキリージ、トレムフィア)などの生物学的製剤、PDE4阻害薬(オテズラ)などの内服薬を使用します。従来の軟膏療法などの治療法では改善困難であった難治性の皮膚症状が劇的に改善された方も多いようです。

 


 3.シェーグレン症候群、多発性筋炎、強皮症、全身性エリテマトーデス等の膠原病
 ステロイド剤だけに頼らない様々な治療に取り組んでいます。リウマチ財団登録リウマチケア看護師が行うフットケア、オーラルケア、メンタルケアなどのトータルケアも当院の特徴です。リウマチ財団登録薬剤師が薬剤の説明や自己注射の指導を行って、有害事象発症軽減にも努めています。